新型コロナ、変異型ウィルスの流行、緊急事態宣言など先行きが暗くなるニュースが多いなか、世の中の状況に左右されず毎日をポジティブに捉えていくことも必要だ。これを機に生活習慣の改善を徹底してみて自分の変化、免疫力をあげることを意識したほうが、メンタルの面でも良さそうだ。
免疫力を高める有効な栄養成分を調べてみて、興味を惹かれたのは「マグネシウム」と「ビタミンD」。この二つの栄養成分は自然から、また食品から摂取できる。普段から栄養をとろうとはしているけれど、ステイホームが続くこんな時期、これまで以上に意識して「マグネシウム」と「ビタミンD」を生活の中に取り入れていきたい。
「マグネシウム」
鉄や亜鉛などと同様に、体内で合成されない栄養成分で人のカラダにとって必要なミネラルのひとつ
「ビタミンD」
カルシウムの吸収をサポートし、骨の健康を維持するために必要な栄養素
マグネシウムが含まれている食材は
ひじき、干しえび、あおさ、海苔、わかめ、昆布、アーモンド、くるみ、ごま、
納豆、豆腐、きな粉、玄米、雑穀米、ほうれんそう、ヨーグルト、豆乳など
ビタミンDが含まれている食材は
きくらげ、しいたけ、鮭、いわし、あんこう肝、さんま、しらす、イクラ、卵黄など
※ビタミンDは食品だけでなく、日光(紫外線)を浴びることで体内にビタミンDを生成することもできる
–両食材とも厚生労働省eJIMより参照–
マグネシウムに期待されている予防・効果
代謝の改善、糖尿病、便秘・むくみの改善、メタボ、骨粗しょう症など
ビタミンDに期待されている予防・効果
免疫力の改善、花粉症、糖尿病、がん、うつ病、乾癬など
※予防・効果については、現時点で研究段階の予防と効果がある。
食事と日光浴
食材のなかには、普段からとっている食材も含まれていて、和食で使う食材も多い。はじめからサプリメントをとるより意識して日々の食事のなかに取り入れ、カラダの変化を感じてみても良さそうだ。とくにマグネシウムは、日本の食生活の変化により、一日の摂取量が平均して100mg以上も不足していると言われている。ミネラルが常日頃から不足しているということだ。マグネシウムが多く含まれた食材(海藻類や豆類など)を毎日のメニューのなかに取り入れたい。
ビタミンDについては、太陽の光で生成することもできる。朝、天気のいい日になるべく人のいないスペースを見つけ、マスクを外して短い時間でもおもいきり朝日を浴びてみることも気分を変えるきっかけになりそうだ。おそらく、摂取することによる変化はすぐには現れないだろうけど、続けてみることが大切だ。